すぐそこの遠い場所
著者
書誌事項
すぐそこの遠い場所
晶文社, 1998.12
- タイトル別名
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すぐそこの遠い場所 : The dictionary of Azoth
- タイトル読み
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スグ ソコ ノ トオイ バショ
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内容説明・目次
内容説明
「この事典はね。見るたびに中身が変わってゆくのだよ」クラフト・エヴィング商会の先代、吉田伝次郎がそう言い残した一冊の書物「アゾット事典」。伝次郎の孫であり、現在のクラフト・エヴィング商会の主人が、書棚の隅から、この不思議な書物を見つけてきた。遊星オペラ劇場、星屑膏薬、夕方だけに走る小さな列車、エコー・ハンティング、ガルガンチュワの涙という蒸留酒、雲母でできた本、忘却事象閲覧塔…。アゾットには、謂れも始まりもわからないたくさんの事や物がつまっている。茫洋とした霧のなかにあるかのような、なつかしい場所アゾットの、永遠に未完の事典。
目次
- 読むことのできなかった事典のこと
- アゾット事典(AZOTHという名前について;アゾットの「21のエリア」について;世界の回転について;アゾットの言語;過客 ほか)
- それでも、読むことのできなかった事典のこと
「BOOKデータベース」 より