書誌事項

賤ケ嶽合戦記

志村有弘著

(日本合戦騒動叢書, 12)

勉誠出版, 1999.5

タイトル別名

賎ケ嶽合戦記

タイトル読み

シズガタケ カッセンキ

注記

関係年表: p201-204

主要参考文献: p205-207

内容説明・目次

内容説明

本書は、天正十一年(1583)に起こった賤ケ岳の戦いを伝える作品を現代語訳の形で書いたものである。賤ケ岳の戦いは、柴田勝家と羽柴秀吉との戦いであるが、これは、かつて織田信長配下であった二人が、信長の後継者のポストをめぐり、天下人の地位をかけて戦ったものであった。この戦いは、老雄勝家と気鋭の秀吉という、いわば新旧の交替を示していて、その意味でもまことに一つの象徴的な事件であった。そしてまた、秀吉配下の賤ケ岳七本槍の面々や勝家に代わって壮絶な最期を遂げた毛受庄介など、後世に語り伝えられる何人かのヒーローも誕生した。本書は、『賤岳合戦記』二種類と『祖父物語』の現代語訳と解説・賤ケ岳合戦年表から構成した。表題を『賤ケ岳合戦記』としたが、訳出にあたってテキストとした続群書類従本・改定史籍集覧所収本は、共に表題を『賤岳合戦記』としていて、「ケ」の文字は入っていない。しかし、一般性を考え、表題を『賤ケ岳合戦記』とした。

目次

  • 『賤ケ岳合戦記』の世界(跡目相続争い;『賤岳合戦記』 ほか)
  • 現代語訳『賤ケ岳合戦記』(賤ケ岳合戦の興り;岐阜の三七殿より柴田に後巻きを請われたこと、付山路将監を味方に引き入れること ほか)
  • 現代語訳『賤ケ岳合戦記(太閤記より)』(秀吉卿が柴田修理介勝家と戦いに及んだ理由;秀吉、安土山に行った朝礼をお勤めになったこと ほか)
  • 現代語訳『祖父物語』

「BOOKデータベース」 より

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