エクソシストとの対話

書誌事項

エクソシストとの対話

島村菜津著

小学館, 1999.6

タイトル別名

"Dialoghi con gliesorcisti"

タイトル読み

エクソシスト トノ タイワ

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注記

参考文献: p260-267

内容説明・目次

内容説明

テレーザはやおら両目を著しくしばたかせながら、背中を後ろに反らしたり、首をくねらせたりし始めた。蛇が鎌首をもたげているような異様な動きだった。上から糸で引っ張られるように、身体が椅子の背にそって上がってゆく。そのたびに、神父は勢いよく息を吹きかけたり、聖水の滴をかけたりする。聖堂を満たしていた神々しい祈りの声は、やがて動揺と混乱をもたらすテレーザの狂おしい叫びに打ち消されてゆく。「…イレ・テ・エクスクルディテ・クイ・ティーヴィ・エト・アンゲリス・トゥイス・プレパラヴィト・エテルナム・ゲヘナム…」主は汝を追い払い、主は汝と汝の天使のために、永遠の炎をつくりたもうた。その口から鋭き剣が出て、主は炎によって、生きける者と死せる者、時を裁くであろう。アーメン…21世紀国際ノンフィクション大賞優秀作。

目次

  • プロローグ 聖なる階段
  • 第1章 任命
  • 第2章 特殊な能力
  • 第3章 内なる他者
  • 第4章 うごめく闇
  • 第5章 そして儀式へ
  • 第6章 深層の魔術世界
  • 第7章 癒し
  • エピローグ 予告された死

「BOOKデータベース」 より

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