39 : 刑法第三十九条
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39 : 刑法第三十九条
(カドカワ・エンタテインメント)
角川書店, 1999.4
- タイトル読み
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39 : ケイホウ ダイサンジュウキュウジョウ
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内容説明・目次
内容説明
刃物を凶器とした、猟奇的な夫婦殺害事件が東京、豊島区で発生した。背中に包丁を突き立てられている被害者の傍らには、妊娠中の妻が胎児と共に腹部を引き裂かれ、無残にも殺されていた。警察は指紋と現場に残された芝居のチケットから、柴田真樹を犯人と断定し逮捕。動機は芝居をけなされたという単純なものだった。初公判の日、検察側の起訴状について裁判官から意見を求められた柴田は、大声で芝居の科白を発した。その行為に対し、国選弁護人は柴田の司法精神鑑定を裁判長に請求。鑑定書には、被告人は多重人格、つまり、本件犯行時における刑事責任能力はなしという鑑定が下されていた。警察は捜査を縮小、検察側もこの事件に見切りを付けようとしたその時、鑑定士の助手である小川香深がその鑑定結果に異を立てた—。「刑法第三十九条」の是非を世に問う、衝撃の問題作。
「BOOKデータベース」 より