アジア・ジレンマ
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アジア・ジレンマ
中央公論新社, 1999.7
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アジア ジレンマ
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参考文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
本書には、ここ8年ほどの間に発表したさまざまな論文が収められている。ソビエトと東欧の社会主義体制の崩壊にはじまる1990年代は、これまでになく激しく世界が揺れ動いた。その影響は著者のような文化研究に携わる者にも深くおよび、多くの問題を投げかけられずにはいられなかった。アジアにも日本にも、時代の大きな変化はおよんでいる。著者にとっては、この変化の中で、アジアをどうとらえるか、日本とアジアの関係をどう実りあるものとするか、また長年の研究課題である宗教や民族をめぐる問題をいまどのように考えたらよいのか、といった問題がポスト冷戦のこの十年間に、かつてなく強く迫ってきた。ここに集められた論考は、この揺れ動く変化の中で、何とかそうした問題に応えようと試みた結果である。
目次
- プロローグ ユーラシアへ向かって
- 第1章 アジア・ジレンマ
- 第2章 「アジア異質論」にどう応えるか
- 第3章 神は心を閉ざす—「呪術からの解放」と「呪術への解放」
- 第4章 「文化の衝突」と異文化理解
- 第5章 閉じる神・開く神
- 第6章 開発と終末論—ポスト・バブル日本の二つの極
- エピローグ いまこそ多国間文化外交を—日本とASEANの新しい創造的関係
「BOOKデータベース」 より