内なるミューズ : 我歌う、ゆえに我あり
著者
書誌事項
内なるミューズ : 我歌う、ゆえに我あり
(NHKブックス, 864-865)
日本放送出版協会, 1999.7-1999.8
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Det musiske menneske
- タイトル読み
-
ウチナル ミューズ : ワレ ウタウ ユエ ニ ワレ アリ
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注記
参考文献: 下p301-314
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784140018644
内容説明
遊びと一体化した自然発生的な歌を通して、幼児が自己表現能力や社会性を獲得するなど、人生の様々な段階で、私たちの内面に潜むミューズは大きな役割を果たす。本書は、ミューズ的特性を封じ込める音楽教育のあり方を批判しながら、欧米国の子どもの遊びの実地調査を基に、従来体系化されていなかった、ミューズの驚異的な働きを解き明かしていく。
目次
- 序章 ミューズ的人間
- 第1章 基礎は胎児のときに形成される
- 第2章 遊ぶ子どもは生きることを学ぶ
- 第3章 遊ぶ子どもの文化
- 第4章 三国における歌う子ども文化—ノルウェー、ソ連、アメリカ
- 第5章 教室でのミューズ的人間
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784140018651
内容説明
西洋音楽の枠内には収まらない「音・運動・リズム」は、幼年期に自発的な歌遊びを通して身体に刻みこまれ、私たちは皆、“ミューズ的人間”となる。その後も、10代の若者のアイデンティティ模索のうちに、芸術家の驚くべき創作活動のうちに、そして老年期の歌遊びやダンスのうちにミューズは生き続け、人生を潤すとともに、生き生きとした人間性をもたらす。青年期を経て晩年に至る人生の諸段階からエピソードを豊富にひき、音楽学のみならず歴史・心理学・社会学など多様な知の分野を横断しながら、人間の本性としてのミューズの意味合いを考察する、注目のロングセラー。
目次
- 第6章 子ども文化と音楽教育
- 第7章 もしあなたが誰かを愛しているなら—彼らを自由にしてやりなさい!
- 第8章 子どもと芸術家
- 第9章 三つの肖像
- 第10章 合唱によるコラージュ
「BOOKデータベース」 より