冒険と涙 : 「童話以前」
著者
書誌事項
冒険と涙 : 「童話以前」
北宋社, 1999.5
- タイトル別名
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冒険と涙 : 童話以前
冒険と涙
- タイトル読み
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ボウケン ト ナミダ : ドウワ イゼン
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注記
参考文献: p318-326
内容説明・目次
内容説明
ひとはいつから、感情の発露に否定的になったのだろうか。本書では、明治新体制の「教化」の理念に対し、寄り添い、また拮抗する数々の作品を解読する。それはすなわち「子ども心」をいかに掘り下げたかの、汗と涙の精神誌である。
目次
- 「童話以前」ということ—序として
- 『西国立志編』の児童文学への影響
- 子どもへの眼差し—若松賤子『小公子』
- 『少年之玉』に見る明治時代の児童観
- 「少年文学」の端緒となった『こがね丸』—巌谷小波の役割とその系譜
- 鏡花の大和心—「金時計」「大和心」の中の愛国心
- 越境する子どもたち—樋口一葉『たけくらべ』
- 少女小説に先鞭—北田薄氷の出現の意味
- 母なる故郷の発見—泉鏡花「龍潭譚」の「かくれあそび」とは
- 追憶のドラマ—泉鏡花「照葉狂言」〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より