Bibliographic Information

北条五代記

矢代和夫, 大津雄一著

(日本合戦騒動叢書, 13)

勉誠出版, 1999.5

Title Transcription

ホウジョウ ゴダイキ

Available at  / 22 libraries

Note

参考文献: p278-279

Description and Table of Contents

Description

軍記という作品が、戦場記とか合戦記とかあるいは武功譚とか呼ばれたように、戦いの記述・表現であってみれば、時には酷たらしい人殺の場面を描き出さなければならない。古今東西、それを全く省いて軍記は成り立たない。直接的にしろ間接的にしろ、露骨、あるいは婉曲な言い回しにしろ、事の本質は同じことである。ただ、差異が生じるのは、敵の首を取る行為を戦場における功利的な獲物の獲得行為として記録しつつ、そこに人間の欲望の持つ危険性を語るときである。本書『北条五代記』は戦国軍記としては外周的な位置を与えられるに過ぎないが、それでもこの問題を決して避けてはいなかった。本書の作術世界では、戦場という“場”における、武士にとっての“一身の用心”を例を挙げて語ろうとする。

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Details

  • NCID
    BA42887275
  • ISBN
    • 4585051139
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    284p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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