高千穂幻想 : 「国家」を背負った風景
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高千穂幻想 : 「国家」を背負った風景
(PHP新書, 089)
PHP研究所, 1999.10
- タイトル別名
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高千穂幻想 : 国家を背負った風景
- タイトル読み
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タカチホ ゲンソウ : コッカ オ セオッタ フウケイ
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内容説明・目次
内容説明
『古事記』『日本書紀』で天孫降臨の舞台として語られる高千穂。明治維新以後、国家主義的気運の高まりの中で、「神話的空間」を実在の地名に「現実化」しようとして奔走した人々がいた。宮崎県と鹿児島県の対立、文部省の聖蹟調査、「八紘之基柱」の建設。人々は「幻想」に駆り立てられ、幻滅し、その結果、戦後の日本で、高千穂の「物語」は語られなくなった。高千穂を近代日本の象徴的風景とする視点から、人が幻想—神話と対峙することの難しさと意味を読みとる力作評論。
目次
- 序章 高千穂—「国家」を背負った風景
- 第1章 高千穂伝承—始原という幻想
- 第2章 高千穂はどこに—それぞれの想念
- 第3章 聖蹟調査と高千穂宮—「地方」と「国家」
- 第4章 八紘之基柱—逸脱する表現
- 第5章 よみがえる「聖」の記憶—平和の塔と東京オリンピック
「BOOKデータベース」 より