犯罪と刑罰のエピステモロジー
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犯罪と刑罰のエピステモロジー
信山社出版, 1999.9
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ハンザイ ト ケイバツ ノ エピステモロジー
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Description and Table of Contents
Description
本書は、現代社会において複雑・多様化する犯罪と刑罰をめぐる諸問題を探求したものである。個別現象あるいは大量現象として犯罪を捉え、その原因を解明し対策を立てるという従来の犯罪学の方法の問題点と限界を剔抉し、刑事システムを構成する諸要素の相互関係の中で犯罪と刑罰の問題を捉え、犯罪・刑罰問題をトータルに認識し実践する新たな犯罪学の端緒的基盤を構築した。
Table of Contents
- 第1編 犯罪学の考古学—刑事システムの認識方法論(「コンテクスト」の中の犯罪学—犯罪学方法論の新たな試み、ベッカリーア著「犯罪と刑罰」を読む;刑罰と福祉の関係;アボリショニズムの現状と課題—問題状況、戦略・戦術、場の転換)
- 第2編 犯罪学の系譜学—刑事システム関係の解剖学(非拘禁的制裁の展開構造—罰金刑と社会奉仕命令の関係性;刑事政策と福祉政策の「相対的自律性」;「複合犯罪」「犯罪複合体」と包括的犯罪統制戦略—ネットワーク時代における犯罪統制のシェーマ)
- 第3編 犯罪学の解釈学—犯罪統制形態のディスコース分析(構成犯罪学の系譜、説明・解釈、脱構築・再構築の可能性と限界—(ポスト)ポストモダンの刑事学序説;犯罪・刑事情報学の構想—犯罪・刑事情報の統制様式に関する研究序説)
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