契約規範の成立と範囲
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契約規範の成立と範囲
(現代民法学の課題)
一粒社, 1999.11
- タイトル読み
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ケイヤク キハン ノ セイリツ ト ハンイ
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注記
参考文献: p314
内容説明・目次
内容説明
本書は、まず、契約交渉の中途拒然や不当勧誘(説明義務違反)事例等を通して、契約交渉段階においても契約責任が問題となることを示し(第一章)、ついで、契約当事者が三者間以上となる契約における「抗弁の対抗」等の問題を指摘し(第二章)、さらに、「第三者の契約責任」あるいは「契約の第三者保護効」という問題を通して、契約関係の存在しないところでの契約責任(「契約なき契約責任」)の成立の可能性を探り(第三章)、さいごに、不動産環境瑕疵事例や退職後の競業避止義務違反事例を通して「契約終了後の過失責任(余後効)」についても考察することを試みるものである(第四章)。
目次
- 第1章 契約交渉段階における責任(契約交渉の拒絶と責任;投資勧誘者の説明責任;銀行の貸手責任)
- 第2章 複数契約をめぐる問題(提携型の不動産ローンと抗弁の対抗等;複合契約(同一当事者間における複数契約)の諸問題)
- 第3章 契約なき契約責任(第三者の契約責任(Dritthaftung);第三者に対する契約責任—「第三者の保護効を伴なう契約」について)
- 第4章 「契約終了後の過失」責任(「余後効」理論)
「BOOKデータベース」 より