大久保利通と民業奨励

書誌事項

大久保利通と民業奨励

安藤哲著

御茶の水書房, 1999.11

タイトル読み

オオクボ トシミチ ト ミンギョウ ショウレイ

注記

関係年表: 各編末

内容説明・目次

内容説明

本書は、主として明治10年代に展開する農談会や農事会、勧業会や勧観委員制度などに象徴される、系統的農会の前史をなす諸会や諸制度を、大久保利通の「民業」(人民が担う幅広い産業)奨励方針との関わりで解明したものである。対象とする期間は、明治6(1873)年11月に大久保が内務省を創設してから、初期農会が盛んに設立される直前までの明治10年代である。

目次

  • 第1編 大久保利通と内務省勧業(大久保勧業の成立;大久保東北巡回の成果—「民業」奨励着手への手掛かり;地租軽減、行政改革下の大久保と勧業 ほか)
  • 第2編 大久保没後の勧業政策(大久保没後、「民業」奨励のゆくえと松方;勧農局「本務」事業の定立と系統的農事会建設構想;農商務省創設をめぐる大隈と伊藤 ほか)
  • 第3編 大久保「民業」奨励と府県勧業(明治9年大久保東北巡回と、栃木県の「民業」奨励着手;三新法施行と勧業委員制度;松方勧農局「本務」事業の定立と勧業委員制度 ほか)
  • 補1 民業奨励と石川理紀之助—秋田県の民業奨励着手について
  • 補2 神奈川県橘樹郡における初期農会の成立

「BOOKデータベース」 より

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