ニーチェの病跡 : ある哲学者の生涯と旅・その詩と真実

書誌事項

ニーチェの病跡 : ある哲学者の生涯と旅・その詩と真実

小林真著

金剛出版, 1999.9

タイトル別名

Nietzsches Pathographie

タイトル読み

ニーチェ ノ ビョウセキ : アル テツガクシャ ノ ショウガイ ト タビ ソノ シ ト シンジツ

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内容説明・目次

内容説明

この本は、独文学者としてのニーチェの長い間の読書と、精神医学者としての臨床と研究との融合によって成っている。文学者と医学者の二つの側面を持つ著者ならではの労作である。ニーチェを梅毒性の精神異常、つまり進行麻痺に侵された人と診断し、作品と生涯の綿密な分析解明が行われている。この分野での先人の研究にも丁寧に誠実に言及がなされている。

目次

  • 第1章 ニーチェの病態像と病歴(トリノでのカタストロフィー(1888年12月〜1889年1月);カタストロフィーまでの伏線—多幸症(Euphorie)と妄想形成(Wahnbildung)(1888年9月末〜1888年12月);バーゼルにて(1889年1月10日〜1月17日)—急性期 ほか)
  • 第2章 ニーチェ病跡学の歴史(一般人および知人たちの、ニーチェの病気(精神病)についての見解;ニーチェの妹Elizabethのニーチェの病気についての見解;W.W.Ireland:Fr.Nietzsche,a study in mental science.『F.ニーチェ、その精神医学的研究』(1901) ほか)
  • 第3章 ニーチェ病跡学からニーチェ人間学へ(ニーチェ病跡学の総括とその問題点;ニーチェの病識と病気観;心理学者としてのニーチェとフロイトおよびユンク ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA44004782
  • ISBN
    • 4772406255
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    230p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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