肺腫瘤性・限局性病変ー生検診断の進めかた・考えかた
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肺腫瘤性・限局性病変ー生検診断の進めかた・考えかた
(生検鑑別診断アトラス)
文光堂, 1999.10
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ハイ シュリュウセイ ゲンキョクセイ ビョウヘン セイケン シンダン ノ ススメカタ カンガエカタ
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Description and Table of Contents
Description
最近の厚生省の統計によると、肺癌による死亡者総数は胃癌のそれを抜いてトップへ躍り出ており、罹患率も増加の一途を辿っているという。癌撲滅の最大の戦略は早期発見、早期治療にある。そのために、これまでいろいろな診断手法が開発されてきた。画像診断の進歩によって初期の、あるいは早期の病変が発見されるようになってきたとともに、一方では内視鏡検査技術の発達によって肺内から小さな組織片が比較的容易にしかも安全に採取されるようにもなってきた。最近では、ビデオ誘導胸腔鏡下肺生検によって比較的大きな組織片を侵襲の少ない状態で採取することもできる。このような状況は、病理医にとっての一つの挑戦でもある。小さい標本から正確な診断を下したり、正しい画像、臨床像の解釈をしていく方法を習得しておかなければならない。また、それぞれの技術における限界を理解し、例えば確定診断のためにはさらに何をする必要があるのかに習熟しておく必要がある。そして、病理医はもっと臨床を理解し、臨床からの疑問、要求に応え、ともに歩んでいくことが要求されている。本書ではこれらの要求に応えるべく、臨床、病理にわたって基本となる必要事項を整理している。
Table of Contents
- 1章 肺の基本的な「みかた」(肺の正常構造とその発生;肺生検・手術検体の取り扱いかた;診断の進めかた ほか)
- 2章 鑑別診断(壊死を主体とする病変;線維化・硝子化病変;空洞・嚢胞性病変 ほか)
- 3章 CASE STUDY(肺癌検診(喀痰細胞診)で発見され、3年目に局在診断がなされた肺門部扁平上皮癌(上皮内癌);発見より3年後に腫瘍死した肺神経内分泌腫瘍;細胞診で腺癌が疑われた粘液産生の強い扁平上皮癌 ほか)
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