限界芸術論
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書誌事項
限界芸術論
(ちくま学芸文庫, [ツ-4-1])
筑摩書房, 1999.11
- タイトル読み
-
ゲンカイ ゲイジュツロン
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注記
底本: 『鶴見俊輔全集6』(筑摩書房1991年6月刊)
解説 鶴見俊輔の身振り(四方田犬彦著): p454-462
内容説明・目次
内容説明
芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に。
目次
- 芸術の発展
- 大衆芸術論
- 黒岩涙香
- 新聞小説論—高木健夫『新聞小説史稿』を読んで
- 円朝における身ぶりと象徴
- 『鞍馬天狗』の進化
- まげもののぞき眼鏡
- 冗談音楽の流れ
- 一つの日本映画論—「振袖狂女」について
- 現代の歌い手
- 国民文化論
「BOOKデータベース」 より