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敗戦まで

木々康子著

はまの出版, 1999.9

タイトル読み

ハイセン マデ

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内容説明・目次

内容説明

この小説は、「中産・知識階級」の家庭を舞台にしている。すべての条件に恵まれて開明的だった彼らは、戦争に歪められた社会を充分に批判できる力を持っていた。「支那事変」頃まで、彼らは戦争には関りない傍観者として、戦争を無視し、あるいは批判してきた。その彼らも大東亜戦争以後は、「総力戦」の一員数として否応なく巻き込まれていく。主人公の三人の若い叔父たちは、戦争によって次々に命を奪われていくが、それぞれの生き方が、敗戦までの推移を如実に物語っている。戦後の人々が理解できない「戦争」を、生々しく汲み取ってもらえると信ずる。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA44154082
  • ISBN
    • 4893612891
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    283p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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