敗戦まで
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敗戦まで
はまの出版, 1999.9
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ハイセン マデ
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内容説明・目次
内容説明
この小説は、「中産・知識階級」の家庭を舞台にしている。すべての条件に恵まれて開明的だった彼らは、戦争に歪められた社会を充分に批判できる力を持っていた。「支那事変」頃まで、彼らは戦争には関りない傍観者として、戦争を無視し、あるいは批判してきた。その彼らも大東亜戦争以後は、「総力戦」の一員数として否応なく巻き込まれていく。主人公の三人の若い叔父たちは、戦争によって次々に命を奪われていくが、それぞれの生き方が、敗戦までの推移を如実に物語っている。戦後の人々が理解できない「戦争」を、生々しく汲み取ってもらえると信ずる。
「BOOKデータベース」 より