書誌事項

感覚 : 世界の境界線

河本英夫, 佐藤康邦編

(叢書現象学と解釈学)

白菁社 , ビー・エヌ・エヌ (発売), 1999.11

タイトル別名

Sensation the boundary line of the world

タイトル読み

カンカク : セカイ ノ キョウカイセン

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内容説明・目次

内容説明

感覚は経験の源泉であり、経験の境界でもある。横断歩道の信号を判別する際にも、危なそうなトラックを避ける際にも感覚が働いており、感覚は日常のなかで、もっとも広範囲に活動している認知能力である。にもかかわらず感覚を考察することは容易ではない。才気あふれたアイディアを出す人を、しばしば「ある人は感覚が違う」と形容する。ところが感覚が違うということは、どういうことなのかを考えてみると、ただちに立ち往生する。「感覚が違う人」になろうと希望しても、どうやればよいのか分からないのである。感覚的なものは自明なかたちで経験できているが、思考とも言語とも異質な性格をもつため、言語や思考で問い詰めていくことが容易ではない。本書は、こうした感覚の領域に迫ろうとしている。

目次

  • 1 感覚の現象学(感覚の現象学に寄せて;感覚と言葉;感覚の覚醒に向けて—デカルト「感覚」論の三面;感覚はどこまで考えるのか—カント『判断力批判』に即して;感覚位相に衝動する文化差)
  • 2 感覚論の現在(感覚と記号の形而上学;感覚経験の志向性;音楽化された認識論に向けて;感覚の精神病理;「見えないもの」を感じる)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA44183739
  • ISBN
    • 4893697579
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    武蔵野,東京
  • ページ数/冊数
    241, vp
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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