マリー・キュリー
著者
書誌事項
マリー・キュリー
みすず書房, 1999.11
- 1
- 2
- タイトル別名
-
Marie Curie : a life
- タイトル読み
-
マリー キュリー
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注記
参考文献: 2:巻末pxlv-liv
内容説明・目次
- 巻冊次
-
1 ISBN 9784622036708
内容説明
ラジウム発見から100年、夫妻二人の放射能発見に対してノーベル物理学賞が贈られ、マリーは1911年に単独で、放射性元素の発見に対する二度目の賞(化学賞)を受けた。女性初のノーベル賞受賞であり、再度の受賞例はほかにない。本書では近年初公開の資料—夫ピエールの死後一年間にわたるマリーの日記や、同僚の科学者ランジュヴァンとの恋愛スキャンダルに際した友人たちの証言集などが駆使される一方、従来の資料にも新たな息吹がふきこまれ、時代背景と科学界のこまやかな描写とともに、あふれるばかりに感情ゆたかなマリー像が生涯にわたって再現される。
目次
- 第1章 家族—信念の人々
- 第2章 二重生活
- 第3章 つらい日々
- 第4章 貴重な自由
- 第5章 美しいこと
- 第6章 願いのすべて
- 第7章 ラジウム発見
- 第8章 物質論
- 第9章 ノーベル賞
- 第十章 家庭への回帰
- 第十一章 悲嘆と絶望
- 巻冊次
-
2 ISBN 9784622036715
内容説明
最愛の夫、最高の共同研究者だったピエールを失って悲しみに沈むマリーが、ある晩、突然若やいで現われる。かすかな春の気配のように、しかし、あとには厳しい試練が待ち受けていた。フランス科学アカデミーからの拒絶、さらに同僚の科学者ポール・ランジュヴァンとの恋愛スキャンダル、二度目のノーベル賞さえも、マリーの断固たる姿勢がなければ受賞は危うかった。それでも、マリーは不死鳥のように蘇る。マリーの業績ほどには知られないその敗北と屈辱をとらえ、科学者としての偉大さが献身的努力よりも、放射能は元素固有の「原子的性質」であると確信した鋭い洞察にあることを示し、「マリー・キュリー神話」の創出を追いつつ感動的なラストシーンまで、クインの筆は一気に進められる。
目次
- 第12章 愛の錬金術
- 第13章 拒絶
- 第14章 スキャンダル
- 第15章 再起
- 第16章 フランスのために
- 第17章 アメリカ
- 第18章 たくさんの絆
- 第19章 遺産
「BOOKデータベース」 より