女性はどう学んできたか
著者
書誌事項
女性はどう学んできたか
(集英社新書, 0006D)
集英社, 1999.12
- タイトル別名
-
女性はどう学んできたか : 卑弥呼から江戸庶民の女まで
- タイトル読み
-
ジョセイ ワ ドウ マナンデ キタカ
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内容説明・目次
内容説明
女性が学ぶことは、現在では珍しくもなく当たり前。日本の教育制度がととのって、子供たちすべてに「教育を受ける権利」が保障されてから、わずか五十年余。しかし三世紀半ば頃、日本独自の文字のなかった時代、邪馬台国の女王・卑弥呼は、民衆の上に君臨し、なんと隣国・魏の言葉に堪能だったらしいのです。聖武天皇の皇后・光明子は、中国の女傑・則天武后の著した「維城典訓」を、紫式部は漢籍を読んでいたのです。…歴史小説家が自由自在に想像力を駆使し、リズミカルな文章で綴る女性と学問の通史。
目次
- 第1章 女王ヒミコは、外国語がペラペラだった?嘘ォ、信じられないわ。
- 第2章 女帝は飛鳥・奈良朝の専売にあらず。江戸時代にもいましたよ。
- 第3章 いよいよ花ひらいた女帝の世紀。そしてその、明と暗。
- 第4章 時代の生証人ケヤキの厨子。しかし彼は黙して語らず。
- 第5章 猛勉強した光明皇后。その師はなんと、則天武后!
- 第6章 漢詩が得意な内親王、坊さんキラーの皇太后など、世はさまざま。
- 第7章 女がひっぱる女の足。本箱は壁に向けて置くのが安全よ。
- 第8章 娘に着せる正月小袖、生首一つで買えるかなあ。
- 第9章 女の子の教育はおッ母さんの受け持ち。子供は遊ぶひまもない。
「BOOKデータベース」 より