異端の英雄
Author(s)
Bibliographic Information
異端の英雄
(角川文庫, 10501-10502)
角川書店, 1997.10
- 上
- 下
- Title Transcription
-
イタン ノ エイユウ
Available at / 2 libraries
-
Library, Doshisha Women's College of Liberal Arts今
上A913.6||I342||1WD;9981022952,
下A913.6||I342||2WD;9981022960 -
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
- Volume
-
上 ISBN 9784041940075
Description
魔都・上海から祖国・日本へ—。昭和20年2月、動乱の上海から引き揚げてきたふたりの少年尾花愁一と坂井明人は、初めて見る日本に失望の色を隠せない。軍国主義蔓る祖国は、上海と違い日々の食事もままならず、人人は皆ひどく閉鎖的であった。だが、強い絆で結ばれていた彼らは互いに救けあい、生き延びる為に全力を尽くす…。そして四十数年後、繁栄極めた東京に愁一は作家志望の編集プロ社長として、明人は莫大な金を動かす裏社会の住人として力強く生き抜いていた。だが—。混乱の日本を舞台に、どん底から這い上った男たちを綴る傑作冒険小説。
- Volume
-
下 ISBN 9784041940082
Description
俺の祖国は一体どこなのか—。敗戦の混乱の中で、日本人でありながら上海育ちという理由で差別され、異端者としてしか生きることができない愁一と明人。愁一は本を愛し、ひとり読書の日々を重ね、明人は裏社会と繋がり、着実に力をつけていった。だが、生き方は違ってもふたりの絆は変わらない。強い信頼を保ちながら大人への道を歩んでいった…。その明人が凶弾に倒れた。愁一は、全霊をこめて犯人を追いつめるが—。
by "BOOK database"