参謀の戦争 : なぜ太平洋戦争は起きたのか
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書誌事項
参謀の戦争 : なぜ太平洋戦争は起きたのか
(PHP文庫)
PHP研究所, 1999.11
- タイトル読み
-
サンボウ ノ センソウ : ナゼ タイヘイヨウ センソウ ワ オキタ ノカ
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内容説明・目次
内容説明
新プロジェクトや大事業をすすめるときに、日本人が留意しておくべきポイントとは何か?太平洋戦争前夜の様相ほど、これを考えるのに絶好の材料はない。東京裁判史観を排し、徹底して資料に基づいて、「太平洋戦争の縮図」といわれるノモンハン事件から、2年後の開戦決定のプロセスまでを克明にたどった本書は、日米開戦の「失敗の本質」を明らかにした、軍事史研究の一級品である。
目次
- 第1章 昭和十四年夏、第二次大戦勃発(ノモンハン事件—失敗をどう活かすか;桐工作と陸軍軍備充実計画—二律背反をどうさばくか ほか)
- 第2章 太平洋戦争の背景となった昭和十五年夏(陸軍の陰謀、米内内閣を倒す—天皇の急変は何を物語るか;近衛、「時局処理要綱」で軍の画策にのる—「なんとかなる」が大怪我のもと ほか)
- 第3章 昭和十六年春、戦争を断念する陸軍中央部(大政翼賛会の誕生と総力戦体制—世界観をかけた争い;陸海軍の戦略論争—参謀肩章をかけての争い ほか)
- 第4章 国際情勢に引きずられる昭和十六年夏(松岡外相と日ソ中立条約—一筋縄では行かぬ国際外交;因果な一石、「日米了解案」—40年後の新史料発見 ほか)
- 第5章 戦争目的の混迷(第三次近衛内閣の崩壊と東条内閣の出現—一度決めたことは、変えられないとみるか;開戦決定へのプロセス—国家意志決定のカラクリ ほか)
「BOOKデータベース」 より