赤いろうそくと人魚
著者
書誌事項
赤いろうそくと人魚
(日本の童話名作選)
偕成社, 1999.11
- タイトル読み
-
アカイ ロウソク ト ニンギョ
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内容説明・目次
内容説明
北方の、冷たく暗い海の岩の上で、女の人魚が考えていました。「人間の住む町は、明るくにぎやかで、美しいと聞いている。人間は魚よりけものより、人情があってやさしいと聞いている。一度手に取りあげて育てたなら、決して捨てたりしないと聞いている。さいわい自分達は人間そっくりだから、人間世界で暮らせるはず。せめて自分の子供だけは、人間の世界で育て大きくしたい」と—女の人魚は決心すると、波の間を泳いで、陸の上に子を産みおとしました。人魚の赤ん坊はろうそく屋の老夫婦に拾われ、育てられて、美しい娘となり、一生懸命家業を手伝って繁盛して、幸せになったかにみえたのです—。小学中級以上のお子様にも。
「BOOKデータベース」 より