実地医家が知っておきたい抗うつ薬の知識と使い方
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書誌事項
実地医家が知っておきたい抗うつ薬の知識と使い方
ライフ・サイエンス, 1999.9
改訂2版
- タイトル別名
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抗うつ薬の知識と使い方 : 実地医家が知っておきたい
- タイトル読み
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ジッチ イカ ガ シッテオキタイ コウウツヤク ノ チシキ ト ツカイカタ
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内容説明・目次
内容説明
前回の改訂から更に3年が経過した。その間一般成人のうつ病の有病率の高さを指摘したヨーロッパでの大規模な疫学調査の結果が報告された。これらの人々の約半数は医療機関を受診しておらず、たとえ受診してもプライマリケアの現場では適切な診断、治療を受けていないという現実がみられた。類似の状況はわが国でも推測され、ここ数年幾分の改善はみられたとしても、うつ病がunder diagnosis, under treatmentであることに変わりはない。一方治療に関しては、8年ぶりにSSRIの一種であるfluvoxamineが臨床に登場した。SSRIは欧米では副作用の少ない使い易い抗うつ薬として臨床家の支持を受け、今やうつ病治療の第一選択薬としての地位を獲得している。またうつ病のみならず強迫性障害、パニック障害、神経性大食症などにも効果があり、これらの疾患の病態生理を考える上からも興味がある。われわれは新しい治療手段を手にしたわけであり、うつ病の臨床に変化の兆しがある。今回の改訂に際しては、これらの諸点を考慮した。
目次
- うつ病とは(概念、歴史、疫学、病因;分類、症状、診断、鑑別診断、経過および予後)
- うつ病の各種治療法
- 抗うつ薬の開発、そして発展、第2世代から第3世代の抗うつ薬へ
- 抗うつ薬の種類と薬理
- 抗うつ薬の適応
- 抗うつ薬の選び方—個々の薬剤の特徴
- 抗うつ薬の用い方—用法・用量・併用・drug complianceをめぐる諸問題
- 抗うつ薬の副作用とその対策
- 老年者に対する抗うつ薬の選び方と用い方〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より