シティ・オブ・アイス
著者
書誌事項
シティ・オブ・アイス
(Hayakawa novels)
早川書房, 1999.12
- タイトル別名
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City of ice
- タイトル読み
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シティ オブ アイス
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内容説明・目次
内容説明
クリスマス・イヴ—酷寒のモントリオールでなくとも張り込みには辛い日だ。エンジンを切った車の中で、エミール・センクマルス部長刑事は、若い相棒とともに、降り始めた雪を透かして街路に眼を凝らしていた。やがて、彼らが見張るアパートに奇妙な人影が入って行く。真っ赤な衣裳に白い髭、プレゼントの袋をかついだサンタクロースだ。いくら今日がクリスマス・イヴだといっても…サンタクロースの後を追いアパートの一室に踏み込んだセンクマルスは、そこで無残な光景に出くわした。クロゼットの中に、スチールのフックで吊り下げられたサンタクロースの死体だ。死体の顔を覗き込んだセンクマルスは、息を呑んだ。それは、彼に密かに情報を流していた、密告者の青年だったのだ。そのうえ青年の死体には、残酷な拷問の痕跡、さらにはセンクマルスへの挑戦状が!街ではバイク・ギャングの抗争に巻きこまれた子供が爆死する事件が起きていた。激化する一方の抗争には、ロシア・マフィアの影も落ち、不穏な空気が充満している。そんななかをサンタクロース殺人を追って奔走するセンクマルスだが、事件の背後には信じがたいほど巨大な謀略が潜んでいた—カナダ文壇の大物作家が匿名で放つ、傑作大型警察小説。
「BOOKデータベース」 より