大厦成る : 重源-東大寺再建物語
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大厦成る : 重源-東大寺再建物語
彰国社, 1999.12
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タイカ ナル : チョウゲン トウダイジ サイケン モノガタリ
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Note
主な参考文献: p332
主な事項の索引年表: p333-340
Description and Table of Contents
Description
天平創建の東大寺仏殿は、治承三年、平清盛によって焼亡させられる。これは、その再建(現大仏殿の前身建物)の物語である。「大仏様」という、わが国の建築の歴史において特異な様式をもつ大厦(大建築)であるそれは、源平争乱のさなかにあって僧「重源」の驚異的なはたらきによって再建されるが、本書はその過程を、当時の時代背景との絡みのなかでいきいきと描出している。また、現代にも通じるプレカット工法の考案、耐震・耐風構造への配慮、かつプロダクト・アーキテクトの祖ともいうべきはたらきをなした重源の営為とその建築を、建築家である著者ならではの鋭い洞察によって克明に再現してみせる。
Table of Contents
- 東大寺炎上—治承三年(1179)‐治承四年(1180)
- 権者の無知か—治承五年(1181)
- 七道諸国に勧進を命ず—治承五年(1181)‐養和元年(1181)
- 似猛火焼干泰山—養和元年(1181)‐寿永二年(1183)
- 金姿燿日—寿永二年(1183)‐文治元年(1185)
- 東大寺杣始め—文治元年(1185)‐文治二年(1186)
- 左大弁行隆逝く—文治二年(1186)‐文治三年(1187)
- 大仏殿造作—文治三年(1187)‐文治四年(1188)
- 可恐可貴—文治四年(1188)‐建久元年(1190)
- 法皇崩御—建久元年(1190)‐建久三年(1192)〔ほか〕
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