花はらはら人ちりぢり : 私の古典摘み草
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花はらはら人ちりぢり : 私の古典摘み草
(角川文庫, 10587)
角川書店, 1998.1
- タイトル読み
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ハナ ハラハラ ヒト チリジリ : ワタシ ノ コテン ツミクサ
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内容説明・目次
内容説明
「もうどうでもいやになりました」と初恋のお関につぶやく車夫、録之助—樋口一葉「十三夜」。「水島さん」にひたすら憧れながら打ち明けられない少女豊子—吉屋信子「花物語」。破滅をいましめつつも恋のぬかるみに足をふみ込む赤良の狂歌。極北の絶望にむしろ力を得たり、少女の可憐にエールを送り、愛とエロスに酔いしれる。今も昔も変わらない恋する心の花びらを摘んで束ねた、お聖さんの古典案内。長谷川青澄画伯の美しい挿画入り。
目次
- 虚無のつぶやき—一葉『十三夜』
- むかしの歌声
- しがねえ恋の情けが仇—歌舞伎台本『与話情浮名横櫛』
- 夢みる花々の物語—吉屋信子『花物語』
- 夫婦は寄り合い過ぎ—西鶴『万の文反古』
- 美の金粉—西条八十詩集
- 小宰相入水—『平家物語』
- よその女房—『武玉川』
- お江戸の桃太郎—黄表紙の世界(その一)
- 千手観音のご商売—黄表紙の世界(その二) ほか
「BOOKデータベース」 より