タイ・演歌の王国
著者
書誌事項
タイ・演歌の王国
現代書館, 1999.10
- タイトル別名
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Thai : enka no ohkoku
- タイトル読み
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タイ エンカ ノ オウコク
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注記
参考文献: p228-229
内容説明・目次
内容説明
本書はタイの「演歌」の話である。そう聞いただけで、拒絶反応が起こりそうだけれど、「タイの演歌」といわれるルークトゥンやモーラム歌謡は本当に「タイ」を感じさせるものの一つである。ぼくらが知り合えるタイ人(ほとんど下層階級である)が聴いている歌だ。タクシー・サムローの運ちゃんが「ながら」で聴いている。赤バスかグリーンのミニバスに乗れば嫌でも大音響で無理矢理聴かされる。屋台で出会うタイ人が感情をこめて唄っている。好きになった売春婦がしんみり聴いている。田舎に行けば、まずルークトゥンばかりだ。
目次
- 第1章 ルークトゥン・モーラムを見に行く(バンコクの中の「田舎」;モーラムがバンコクを占拠する—もち米のパワー ほか)
- 第2章 ハーン・クルアン(踊り子)考
- 第3章 “ルークトゥン”の世界(ルークトゥン半世紀;ルークトゥンとは何か)
- 第4章 “ルークトゥン”を読む(カムロン・サムブンナーノン—歌で独裁者と闘った男;“ルークトゥン”の王様スラポン・ソムバットヂャルーン ほか)
「BOOKデータベース」 より