赤葡萄酒のかけら
著者
書誌事項
赤葡萄酒のかけら
(新潮文庫, リ-4-4,
新潮社, 2000.2
- 上
- 下
- タイトル別名
-
The revolutionist
- タイトル読み
-
アカ ブドウシュ ノ カケラ
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内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784102201046
内容説明
ザンダーは17歳の職工だが、ある日彼が働くエレベーター工場が火事になり父と兄を失う。不誠実な経営者の対応に社会のひずみを感じた彼は、親友のトゥーイらと連携し、亡命中のトロツキーに従って故国ロシアに戻る。ボリシェビキ台頭のなかニコライ二世は退位し、赤軍と白軍は血で血を洗う内戦を繰り広げる。ザンダーは皇室ゆかりの革命家リリーと恋に堕ちた—波瀾万丈の革命史。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784102201053
内容説明
愛する母国に血の流れない日は来るのか。トゥーイは政治の階段を上っていく。リリーは皇女アナスタシアの命を救い、窮地に立った。悲惨な生活を送る人々から目が離せないザンダーは、ある日ロンザが開いたスターリン批判の自作詩朗読会に招かれる—。凄惨な粛清の嵐の下で、“革命家”として祖国を救う夢をかなえようとした男の、希望と絶望、挫折、幻滅、そして不滅の愛を描く。
「BOOKデータベース」 より