狼の血 : 長編小説書き下ろし
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狼の血 : 長編小説書き下ろし
(カッパ・ノベルス)
光文社, 1999.9
- タイトル読み
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オオカミ ノ チ : チョウヘン ショウセツ カキオロシ
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内容説明・目次
内容説明
工業用プラスチックを作る洋和化学工業に勤める山本甲介。彼は社内に沈殿する人間関係のなかで、出世の見込みもなく、新聞記事のコピーを始めとする雑用を押しつけられ、鬱々とした日々を送っていた。そんな甲介の前に突然、中学時代の同級生・保坂が出現。今はヤクザとなった保坂は、拳銃と現金の入ったバッグを甲介に託し、鉄砲玉となって死んでいった。甲介の元に残された一丁の拳銃。たまりにたまった憤懣と怨念。甲介はついに狼に変身して…!?抑圧される人間の狂気を細密な筆致で活写!作者の新境地を拓いた、書下ろし長編問題力作。
「BOOKデータベース」 より