流離譚
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流離譚
(講談社文芸文庫)
講談社, 2000.2-3
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リュウリタン
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注記
カバーに上:「やA6」 下:「やA7」とあり
下巻:年譜: p544-553
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784061982000
内容説明
父親を主題に名作「海辺の光景」を書いた安岡章太郎が、土佐の安岡一族のルーツを遡つて、幕末の藩士達に辿り着く。その一人安岡嘉助は文久二年、藩の参政吉田東洋を刺殺、脱藩、天誅組に入って京に上るが、志半ばにして刑死する。日記や書簡を手掛かりに、自分の実感を大切にしながら臨場感あふれるスリリングな語り口で、歴史のうねりに光を当てる長篇歴史小説。日本文学大賞受賞。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784061982031
内容説明
安岡文助の次男嘉助は天誅組に入り京都で刑死するが(上巻)、一方長男覚之助は勤王党に関わって、入牢、出獄の後、討幕軍に従って戊辰戦争に参戦、会津で戦死する。戦いの最中に覚之助が郷里の親族に宛てた書簡を材に、幕末維新の波に流される藩士らの行く末を追って、暗澹たる父文助の心中を推し測りつつ物語る。土佐の安岡一族を遡る長篇歴史小説。全二冊完結。
「BOOKデータベース」 より