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杜甫と芭蕉

曹元春著

白帝社, 2000.2

タイトル読み

トホ ト バショウ

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内容説明・目次

内容説明

本書の研究方法は、芭蕉の俳諧を歴史的文献的に知ると共に、その精神を把握することにある。第一漂泊の精神、第二表現技法、第三人間観・自然観、第四思想の源流といった、文芸精神の杜甫に由来する点を文献上に実証的にとらえ、それをどのように芭蕉の俳諧に取り入れていったかを明らかにし、更にその精神が芭蕉において、また杜甫において、どのように表現されているか、比較的文学的に幅広く検証している。

目次

  • 第1章 漂泊の詩人としての杜甫と芭蕉(漂泊の先人として慕われる杜甫;杜甫と芭蕉の漂泊の生涯とその起因 ほか)
  • 第2章 表現技法に見られる杜甫と芭蕉の交流(共感覚的表現;倒装法 ほか)
  • 第3章 人間観・自然観(身分を問わぬ人間の見方と不遇な人間に対する同情;万物の有情化 ほか)
  • 第4章 思想の源流(禅的観照;荘子への関心 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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