みちくさ生物哲学 : フランスからよせる「こころ」のイデア論

書誌事項

みちくさ生物哲学 : フランスからよせる「こころ」のイデア論

大谷悟著

海鳴社, 2000.2

タイトル読み

ミチクサ セイブツ テツガク : フランス カラ ヨセル ココロ ノ イデアロン

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注記

主要参考文献: p208-210

内容説明・目次

内容説明

21世紀は脳の世紀?しかし、脳のなにを知りたいのか。現状のままで知ることができるのか。「人間」を理解するというのなら、哲学・文学・心理学との提携も必要ではないのか。本書はこのような疑問と展望にもとづいて著された。健全な哲学は生物学なのだ。プラトンのイデア論を生物にやどる「こころ」へと結びつける。扁形動物プラナリアにも「こころ」はある。「思考」はヒトだけのものではない。違いはおそらく構造の恣意的連なりの「量」だけなのだ。プラトン、ヴィトゲンシュタイン、渡辺慧、岸田秀…一見ばらばらに立つこれら先人たちを貫くひとつのもの—。在仏「みちくさ」生物学者がいどむ、理系・文系の垣根を取り払うこころみ。

目次

  • 序章 脳の世紀について
  • 第1章 プラトニアン生物学宣言
  • 第2章 生物の心的活動の物質的基礎
  • 第3章 発達した神経系とこころの問題
  • 第4章 より総合的な理解のために

「BOOKデータベース」 より

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