糞尿史 : 遷都は糞尿汚染からの逃避だった
著者
書誌事項
糞尿史 : 遷都は糞尿汚染からの逃避だった
公共投資ジャーナル社, 2000.2
- タイトル読み
-
フンニョウシ : セント ワ フンニョウ オセン カラノ トウヒ ダッタ
大学図書館所蔵 件 / 全22件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
「遷都と糞尿史」年譜: p154-155
引用文献・参考文献: p156-158
内容説明・目次
内容説明
千二百年前、琵琶湖の西南の地、大津宮が壬申の乱後一挙に紀伊半島を南下し飛鳥の地に都を遷した。それから僅か百二十七年間に都が変わること五回に及び漸く京都に平安の地を得るまでに、何があったのか。大仏鋳造の原料である銅・金・銀・水銀の鉱石精錬、さらに多数の工事人の糞尿の排泄等による、鉱毒と汚染には全く無知であった。至福を求めるための仏像建立が環境破壊と病毒を出現させ、ついに都を逃げ出さなければならなくなったという皮肉な事実に遭遇したのである。そこには国土の疲弊と人心の荒廃という遷都の実態が垣間見えてきたのである。
目次
- 第1章 遷都の年代とその周辺
- 第2章 病と医
- 第3章 遷都への必然性
- 第4章 土と水と生活
- 第5章 仏教信仰と衛生
- 第6章 盧遮那大仏建立の発願
- 第7章 宮から京へ
- 第8章 北への逃避
- 第9章 今様、今昔物語
「BOOKデータベース」 より