ラオ人社会の宗教と文化変容 : 東北タイの地域・宗教社会誌
著者
書誌事項
ラオ人社会の宗教と文化変容 : 東北タイの地域・宗教社会誌
(地域研究叢書, 12)
京都大学学術出版会, 2000.4
- タイトル別名
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ラオ人社会の宗教と文化変容 : 東北タイの地域宗教社会誌
- タイトル読み
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ラオジン シャカイ ノ シュウキョウ ト ブンカ ヘンヨウ : トウホク タイ ノ チイキ・シュウキョウ シャカイシ
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注記
参考文献: p441-457
内容説明・目次
内容説明
「ラオ語を使え、ここはラオ人の村だ。『シャム語』はいらん」。筆者を叱りつけた東北タイの1老人は、しかし、ラオスの人々からは、「イーサン(東北タイ人)に過ぎない」と冷ややかな眼差しを投げかけられる—では、いったい、「ラオ人社会」とは何か?タイ・ラオス二国に跨り、17年に及ぶフィールド調査に基づいた詳細な民族誌から、地域に根ざす精霊祭祀と上座仏教の実践が、国家編制や社会変化の過程の中でいかに生成・分化し、変容したかを明らかにする。東南アジア社会に通底する地域のダイナミズムに迫る意欲作。
目次
- 序 本書の課題と目的
- 第1章 東南アジアの上座仏教徒社会研究と課題
- 第2章 「ラオ」人社会はどこにあるか
- 第3章 東北タイにおけるラオ人集落の形成過程と宗教構成
- 第4章 村落宗教の構造と変容
- 第5章 東北タイにおける仏教とモータム
- 第6章 村落宗教の変節と「森の寺」
- 終章 ラオ人社会の現在と宗教実践の行方
「BOOKデータベース」 より