妖怪学入門
著者
書誌事項
妖怪学入門
(えっせんてぃあ選書, 9)
すずさわ書店, 2000.2
- タイトル読み
-
ヨウカイガク ニュウモン
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注記
執筆: なだいなだほか
収録内容
- 妖怪とうそ話 : 遊び心と想像力 / なだいなだ [著]
- 妖怪たちの諸相 : 資料から見る / 岡崎柾男 [著]
- コレクターの心にひそむ妖怪 / 北原照久 [著]
- 妖怪と仏教 : 怪しき<異形のものたち> / 島田茂樹 [著]
- 民俗学からみた妖怪 / 大島建彦 [著]
- 井上円了の妖怪学 : その今日的な意義 / 板倉聖宣 [著]
内容説明・目次
内容説明
ちょうど、現代と同じく時代の転換期であった明治時代にも、「妖怪」についての見方を示した二人の人物がいた。一人は、「哲学」の普及をめざして東洋大学を創立した井上円了である。明治20年代から『妖怪学講義』などを出版し、近代人の特質である合理的な見方に立って、日本人の「妖怪」に関するものの見方・考え方を、新しい時代のなかで問い直したのであった。それからしばらくのちに、もう一人の人物である柳田国男が、民俗学を提唱するなかで、妖怪を「神と人」との関係から捉え直したのであった。現在の妖怪に関する見方は、この二人に代表される流れを引き継いでいるが、新時代への転換を迫られている現代において、ふたたび現れた人々の「妖怪」への関心がなにに起因するのか、本書は、それを考えるためにも、改めて「妖怪と日本人のかかわり」の原風景を、多くの人々とともに振り返った。
目次
- 妖怪とうそ話—遊び心と想像力
- 妖怪たちの諸相—資料から見る
- コレクターの心にひそむ妖怪
- 妖怪と仏教—怪しき「異形のものたち」
- 民俗学からみた妖怪
- 井上円了の妖怪学—その今日的な意義
「BOOKデータベース」 より