言いわけ読本
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言いわけ読本
白水社, 2000.3
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イイワケ トクホン
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言いわけ読本
2000
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言いわけ読本
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Description and Table of Contents
Description
思わずニヤリ。名士から庶民まで、古今東西の多くの人が口にした、逆境の自己主張。
Table of Contents
- 人を斬ること秀吉きらいにて侯へども—豊臣秀吉(跡継ぎと決めた秀次の不始末に憤って)
- あなたは鬼。鬼の女房なら、蛇がちょうどよろしゅうございましょう—ガラシャ・細川玉子(夫・細川忠興から恐ろしい女と罵られて)
- 一抱へあれど柳は柳かな—加賀の千代女(通りすがりの者に「肥った女よ」といわれて)
- 囲い者ではありません。公許の芸人を公然と招いているのです—伊藤博文(女好きを明治天皇にたしなめられて)
- 万物の真相はただ一言にして悉す。いわく「不可解」—藤村操(華厳の滝から飛び降り自殺した一高生が遺書にして)
- 私はこれから悪いことをするかもしれない人間だから—乃木希典(揮毫を依頼されたが断わって)
- それは駒と違う。阪田三吉が銀になって泣いているのだ—阪田三吉(十三世名人関根金次郎との対局で不覚の手を指して)
- ジンギスカンは日本人だったのだ—関東軍(日本が満豪に進出する理由を聞かれて)
- われらが不変の敬愛、信ぜよ。先生。疑雲一掃の堂々の確信でございます—太宰治(師と仰ぐ佐藤春夫に叱られて)
- 死骸の如き歌累々とよこたはる、いたしかたなく作れるものぞ—斎藤茂吉(戦時中、戦意高揚の歌を多作したことを恥じて)〔ほか〕
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