住む : 都市と居住空間の設計
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書誌事項
住む : 都市と居住空間の設計
つむぎ出版, 2000.2
- タイトル読み
-
スム : トシ ト キョジュウ クウカン ノ セッケイ
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注記
英語報告文あり
参考文献: p276-277
内容説明・目次
内容説明
京都における景観論争の展開、住民による「まちづくり憲章・宣言」の運動には、歴史都市をいかに住み続けられる空間として守り再生・創造するかというテーマが貫かれている。その論争過程で、法定都市計画の限界が誰の目にも明らかになった。法定都市計画は用途地域や容積率指定、高速道路建設計画などで固められているが、それはトータルな空間未来像を明示するものでない。京都での「憲章・宣言」や住民自身による「構想案」の提案は、このような法定都市計画の限界の対極に定置されるものであり、20世紀末を特徴づける歴史的役割を帯びている。本書で述べている「構想計画」は、このような論争の教訓に学びながら都市・居住空間のトータルビジョンへのアプローチを試論として提示したものである。
目次
- 序章 都市と居住空間の計画(都市と居住空間の計画;民主的計画の展望)
- 第1章 都市空間の計画と住民参加(参加への制度的条件;計画における「強者」と「弱者」 ほか)
- 第2章 「国土改造」と居住空間(全国総合開発計画の破綻;国土計画と公共事業 ほか)
- 第3章 住まいづくりと住み手の復権(「住宅産業ビジョン」と住まいづくり;住まいづくりの性能規定 ほか)
- 第4章 景観論争と構想計画—京都の展開(京都の近代都市計画の歴史と住民運動;景観と居住空間の創造—奈良・京都・鎌倉の景観保存の攻防を中心に ほか)
「BOOKデータベース」 より