専横行政官(ポンパドゥール)とその女たち
著者
書誌事項
専横行政官(ポンパドゥール)とその女たち
未來社, 2000.2
- タイトル別名
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Помпадуры и помпадурши
Pompadury i pompadurshi
- タイトル読み
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ポンパドゥール ト ソノ オンナ タチ
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注記
Помпадуры и помпадуршиの翻訳
参考文献: p465
内容説明・目次
内容説明
ポンパドゥールは、元の意味は、フランス国王ルイ15世の愛人Pompadourのことである。国事に容喙し、国費を濫費した女である。シチェドリンはこのポンパドゥールの名を借りて、本作品に専横行政官として登場させ、ポンパドゥールシャをその愛人として登場させた。以後、ロシア語ではポンパドゥールもポンパドゥールシャも普通名詞として通用しはじめ、辞書にもその意味で載っている。そこで、本書の題名を、試行錯誤の末、「専横行政官(ポンパドゥール)とその女たち」とした。本作品は、各章が独立した、言わば読み切り短編の、シリーズもので、1863年から1874年まで、11年にわたって書かれた。この間に、「ある都市(まち)の歴史」(1869〜70)が書かれている。「ある都市の歴史」に登場する市長官たちの、振舞いは、極度に戯画化されているのに対して、この「専横行政官とその女たち」は、ドキュメント風の感じ、やや穏やかな感じでの、皇帝専制ロシアの地方の権力者たちの、戯画化がみとめられる。
「BOOKデータベース」 より