Bibliographic Information

火山大災害

金子史朗著

古今書院, 2000.4

Title Transcription

カザン ダイサイガイ

Available at  / 86 libraries

Note

引用・参考文献: 各章末

Description and Table of Contents

Description

自然界には、ときたま、途方もない出来事が起こる。そうした事件を昔から人びとは天変地異とか、カタストローフなどと呼び、別格扱いにしてきたものである。予測できない、手に負えぬなにか不可抗力のような存在、と思われてきた。本書でそうした自然界の大変動を取り上げた理由は、次のような考えによる。「その時—」、普段私たちには容易にうかがい知ることのできない自然の姿—本性といったものが垣間みられるように思われるからである。日常的には容易に体験できない営みを通して、これまで立ち入ることのできなかった自然の聖域に踏み込んで、その仕組みなり、構造とか、意外な関連性やら次元の認識、あるいはヒエラルキーの存在、ときには自然のリズムのようなもの、などを理解する手がかりが得られるからである。そしてまたある日、古老たちが語り伝えた他愛ない昔話や伝承が、にわかに生彩を帯びてよみがえってくる。自然の稀な演技を理解し、そこからなにがしかのメッセージのようなものを手に入れたいというのが、本書のささやかなねらいでもある。

Table of Contents

  • 第1章 イタリアの火山の展望
  • 第2章 燃える大地
  • 第3章 世界は乳液の海に呑まれて
  • 第4章 古代の伝承は生きていた
  • 第5章 白き支配者は去った
  • 第6章 引き裂かれた高地マヤ

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BA46626455
  • ISBN
    • 4772230025
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    xiii, 254p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
Page Top