アザーンとホラ貝 : インド・ベンガル地方の絵語り師の宗教と生活戦略
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アザーンとホラ貝 : インド・ベンガル地方の絵語り師の宗教と生活戦略
明石書店, 2000.3
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アザーン ト ホラガイ : インド ベンガル チホウ ノ エガタリシ ノ シュウキョウ ト セイカツ センリャク
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Graduate School of Asian and African Area Studies, Kyoto Universityグローバル専攻
COE-SA||362.25||Kim||70504141200009296683
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Library, Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization図
ASII||39||A40000021367
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Note
参考文献: p274-284
Description and Table of Contents
Description
本書は、インド・ベンガル地方の絵師・絵語り師のカースト、ポトゥア(patu ̄a)の民族誌である。かつて半漂泊的な生活を営んでいたこの芸能カースト集団は、ほかの村人との持続的な社会的・経済的関係をほとんどもたない周辺的な存在であった。これまで彼らの芸能についてはたびたび取り上げられることがあったが、集団の内部あるいはほかの集団との関係などに研究者の目が向けられることはほとんどなかった。本書は、ムスリムでありながら、カースト的要素を意図的かつ戦略的に今なお引きずっているポトゥア・カーストの世界を克明に記述することによって、カースト社会における人々と宗教とのかかわり方を明らかにしようとしたものである。
Table of Contents
- 序章 本研究の課題と調査村の概況
- 第1章 ポトゥア・カーストの生業・社会組織・人生儀礼
- 第2章 同一カースト・異宗教の二つのポトゥア集団—C村の神像造師とN村の絵師・絵語り師
- 第3章 改宗とヒンドゥー化—C村のヒンドゥー・ポトゥア
- 第4章 二つの水、ジョル(jal)とパニ(P ̄an ̄i)—N村のムスリム・ポトゥアの生活戦略
- 結論 ポトゥア集団の理解へ向けて
- 付論 インドにおけるサンスクリット化
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