陽明学が問いかけるもの
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陽明学が問いかけるもの
(研文選書, 78)
研文出版, 2000.5
- タイトル読み
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ヨウメイガク ガ トイカケル モノ
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内容説明・目次
内容説明
読者を専門家に限定したほうが書きやすい。しかし、専門用語に安易に依存してしまい、緻密に思索することを促さないという陥穽がある。…我々が思索するときに日常的に用いる言葉で表現することにより、儒教思想、とりわけ陽明学の遺産に関心を持っていただき、開かれた知の広場で、その歴史的な意味と今日的な意義を共に考えてほしかった。なによりもわたし自身がそのことに挑戦してみたかった。本書に収めた「読み物」がはたして読者の関心に響きあうものか否か、初心に帰って、未知の読者に試されてみようというのが偽らざる心境である。
目次
- 東アジアにおける中江藤樹の位置
- 陽明学研究の今日的意義
- 夏目漱石と西田幾多郎—心は善か
- 陽明学が問いかけるもの
- 陸象山はなぜ主役になれなかったか
- 王龍渓について
- 王陽明の朱子学批判
- 石門心学と陽明学
- 性善説の社会的背景
- 北京日本学研究中心・1995
「BOOKデータベース」 より