源氏物語のテクスト生成論
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源氏物語のテクスト生成論
笠間書院, 2000.6
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ ノ テクスト セイセイロン
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内容説明・目次
内容説明
表層(書かれる物語)と深層(書かれざる物語)が織りなす“テクスト”の旋律をよむ。書かれている物語は総体のほんの一部分に過ぎない。その背後には膨大な言語空間が拡がっている。文字化される物語と書かれざる物語—相互の連関により紡ぎ出されるストーリーの総体を“テクスト”ということばで捉えたとき、全く新しい源氏“物語”がみえてくる。
目次
- 1 生成するテクスト(源氏物語の言語の構造—テクスト論の視座から;六条院の光と影—テクスト論の視座から;皇子たちの物語—テクストと史実 ほか)
- 2 読みのコード(高麗の相人の予言を読む;岐路の場面—空蝉の場合;女三の宮の懐妊—コードとしての一夜孕みと夢の機能 ほか)
- 3 語りの複層(源氏物語・反転するテクスト—桐壺巻からの眺望;語り手が語らなかったこと—物語始発部における語りの構造;『源氏物語』第二部の“語り”と“言説”—若菜上下巻を中心に ほか)
「BOOKデータベース」 より