迷走の果てのトム・ソーヤー : 小説家マーク・トウェインの軌跡
著者
書誌事項
迷走の果てのトム・ソーヤー : 小説家マーク・トウェインの軌跡
松柏社, 2000.4
- タイトル別名
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迷走の果てのトムソーヤー : 小説家マークトウェインの軌跡
- タイトル読み
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メイソウ ノ ハテ ノ トム ソーヤー : ショウセツカ マーク トウェイン ノ キセキ
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注記
参考文献: p391-408
内容説明・目次
内容説明
父によって見捨てられたサム・クレメンズが、今、「マーク・トウェイン」として逆にその父を見捨てようとしている。あるいはこう言った方がいいかもしれない。サム・クレメンズが「マーク・トウェイン」であるためには、父と縁を切らなくてはならない、父を見殺しにしなくてはならない。そのとき彼の脳裏には11歳のあの夜、鍵穴からのぞき見た父の体が解体されてゆく凄惨な光景が去来していたのかもしれない。ふたたびあの時の罪悪感がいつ覚めやるともしれぬ悪夢のように彼のもとを訪れたかもしれない。
目次
- 序 マーク・トウェインと小説
- 1 迷走の起源
- 2 トム・ソーヤー誕生
- 3 「テリトリー」に逃げ出すこと
- 4 宿命転換の行方
- 5 切断の意味、あるいは父殺しふたたび
- 6 終わりの意識
「BOOKデータベース」 より