中国古代王朝成立期の考古学的研究

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中国古代王朝成立期の考古学的研究

小川誠著

鹿島出版会, 2000.5

タイトル読み

チュウゴク コダイ オウチョウ セイリツキ ノ コウコガクテキ ケンキュウ

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内容説明・目次

内容説明

本書は、筆者が十年来、折にふれて書いてきた論文を、体系的にまとめなおしたものである。それらは、そのときそのときの問題意識を反映した研究成果であるために、たとえば、時間ひとつをとってみても、新石器最晩期の竜山文化の時代から殷代前期の二里岡文化の時代に至るまで、長期におよぶ。内容も多岐に渡っている。だが、そこには、中国最古の王朝とみなされる殷王朝が成立していく過程をあきらかにしようとする一貫した意図が流れている。十年の研究をひと区切りとして、これらを一書にまとめようと思い立ったのもこのような理由による。

目次

  • 第1部 黄河中下流域竜山期諸文化の動静(竜山期諸文化の一性格—空足土器より論じる;黄河下流域の社会状況—素面鬲と城牆)
  • 第2部 二里頭文化期の諸相(土器よりみた二里頭文化;二里頭期における山東と遼寧の関係)
  • 第3部 二里岡文化の成立(二里岡文化の鬲—概況;二里岡文化の低頸鬲—太行山脈東麓路を介した交流の一側面;二里岡文化の高頸鬲—汾河流域路を介した交流の一側面)

「BOOKデータベース」 より

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