国体に対する疑惑
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国体に対する疑惑
日本国体学会 , 展転社 (発売), 2000.4
新組版
- タイトル読み
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コクタイ ニ タイスル ギワク
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注記
初版: 里見日本文化学研究所 昭和3年刊
内容説明・目次
内容説明
国体を信ぜんとする者は先づ、此の疑惑に答へよ。ここに集めた疑惑に対して明快なる批判が出来ない様では、その人の至誠は尊くても、要するに国を護る力に於て欠くる処ありといはざるを得ない。国体に対する50の難問に明快な解を示して思想界を震駭せしめた、里見博士32歳の折の快著。70年の時空を越えて日本の本質を開顕。
目次
- 天皇陛下の御真影に敬礼するは要するに偶像崇拝にあらずや
- 天皇は何故神聖なりや
- 万世一系は何故尊きや
- 天皇を神とするは独断的にしてむしろ自然人と解すべきが合理的には非ざるや
- 現人神の思想は各国に存在したる帝王崇拝と大同小異のものではないか
- 天皇と国体との関係はいかなるものか
- 明治天皇を世界的英主なりとするは、比較的短時日に日本を西洋化せる功績によりてか、或はその日常君徳の優秀なるによりてか、或は又その日清、日露両戦役に大勝せるを以てか、抑々又その文藻御製の勝れたるを以てか。根本的理由を問ふ
- 皇室と国民とは宗家支家父子の血族関係に於て結合すといふ者あり、然らば現在の如く異種族の血を混じ、或は現に異人種を国民内に包含するは日本の根柢に動揺を来すものには非ざるや
- 皇室を宗教的に崇拝するは余りに独断的にあらざるや
- 我等は何故天皇に忠義を尽さゞるべからざるか、忠義観念はつひに人の理性を昏昧ならしむる麻酔剤にはあらざるか〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より