夕映え
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夕映え
山陽新聞社, 1994.6
- タイトル読み
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ユウバエ
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内容説明・目次
内容説明
中学二年生の夏、著者は旧満州(中国東北部)の間島市(現・延吉)で敗戦を迎えた。楽しい生活は一気に暗転した。ソ連軍の進撃と前後して現地住民の略奪が始まり、丸裸で住む家も追われた。想像を絶する食糧難に、極寒の気候が追い打ちをかけた。家族や友人、知人が、次々と倒れていく。そして、母までも…。実体験を記した本書は、風化する戦争の悲劇を再現し、戦争とは何かを改めて問いかけてくる。
目次
- 開拓団から
- 機銃掃射
- トラックよ待て
- ソ連軍進駐
- 略奪
- 流浪の民へ
- 決死の買い出し
- 床下の悪夢
- 木枯の季節
- 暗黒の日々
- 発疹チフス
- 行き倒れ
- 祖母
- “おかあちゃん”
- 白いバスケットの少女
- 慈善院
- 過失致死
- アベック給仕
- 人売りの家
- パンパン菓子屋
- タバコ売りの悲哀
- 牧童
- 計画的犯行
- 墓参
- 便宜妻
- 遊郭で
- 間引き
- 夕映えの中で
- 四十年ぶりの墓参
- 後髪引かれる思いで
- 再び延吉へ
「BOOKデータベース」 より