イギリス風景式庭園の美学 : 「開かれた庭」のパラドックス
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書誌事項
イギリス風景式庭園の美学 : 「開かれた庭」のパラドックス
東京大学出版会, 2000.7
- タイトル別名
-
Paradoxes of the Hortus Apertus : aesthetics of the English landscape garden
イギリス風景式庭園の美学 : 開かれた庭のパラドックス
- タイトル読み
-
イギリス フウケイシキ テイエン ノ ビガク : ヒラカレタ ニワ ノ パラドックス
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
関連年表: 巻末p9-12
参考文献: 巻末p15-27
内容説明・目次
内容説明
「イギリス式庭園」ないし「風景式庭園」をめぐって、十七世紀から十九世紀のおもにイギリスで、歴史上類のないほど多くの庭園美学理論的な言説が現れた。本書はこれを精査することで、イギリス風景式庭園を支えた思想の歴史的展開を探るものである。
目次
- 序 楽園と普遍言語
- 第1部 風景式庭園の淵源(十七世紀)—“閉ざされた庭”から“開かれた庭”へ(“閉ざされた庭”のパラドックスと庭園破壊—十七世紀前半;復楽園としてのイギリス—ピューリタン革命期のハートリブ・サークル;シヴィック・ヒューマニズムとエピクロス主義—王政復古期)
- 第2部 公共の精神からの風景式庭園の誕生(十八世紀前半)—主導的言説の再精査(庭園の立憲君主制—アディソンにおけるブルジョワ性と相乗的関係化;不協和な協和—ポープにおける商品化批判と両義性の詩学)
- 第3部 風景式庭園の変質(十八世紀後半から十九世紀へ)(夢想の美学の成立と解体—完全な“開かれた庭”のイリュージョンとその消長;“開かれた庭”の終焉—レプトンにおける十八世紀的プログラムの脱=神話化)
- 結 内部としての庭園/外部としての庭園
「BOOKデータベース」 より