ヴェーダからウパニシャッドへ
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書誌事項
ヴェーダからウパニシャッドへ
(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 165)
清水書院, 2000.7
- タイトル読み
-
ヴェーダ カラ ウパニシャッド エ
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注記
文献: p236-237
インド思想史年表: p238-244
内容説明・目次
内容説明
ヴェーダとは、古代インドの僧侶階級バラモンが生み出した宗教聖典の総称である。紀元前一二世紀ごろに成立した膨大なリグ・ヴェーダは、インドヨーロッパ語族最古の詩文で編まれた神々への讃歌集であり、その神々は意外なかたちで日本人にも馴染みとなっている。本書はこのリグ・ヴェーダから、呪法を取り扱うアタルヴァ・ヴェーダ、祭式文献ヤジュル・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダさらに梵書、森林書を経て、インド最初の哲学書ウパニシャッド文献に至る古代インドの思想の流れをたどる。その後インドに展開した諸思想は、このヴェーダからウパニシャッドに至る思想をどのように評価するか、という観点から大きく二つに分かれた。それを聖典と認めるのがバラモン正統派思想であり、その聖典性を否定する立場で成立したのが仏教やジャイナ教であった。インドに生まれた思想を理解するためには、ヴェーダを淵源とする思想の流れを知る必要がある。
目次
- 第1章 リグ・ヴェーダ
- 第2章 アタルヴァ・ヴェーダ
- 第3章 サーマ・ヴェーダ
- 第4章 ヤジュル・ヴェーダ
- 第5章 ブラーフマナ(梵書)
- 第6章 アーラヌヤカ(森林書)
- 第7章 ウパニシャッド
- 第8章 (付論)祭式
「BOOKデータベース」 より