可能事の芸術と現実の間で : 私と早稲田と政治学

書誌事項

可能事の芸術と現実の間で : 私と早稲田と政治学

内田満著

三嶺書房, 2000.3

タイトル読み

カノウジ ノ ゲイジュツ ト ゲンジツ ノ アイダ デ : ワタクシ ト ワセダ ト セイジガク

大学図書館所蔵 件 / 14

この図書・雑誌をさがす

注記

著作目録:p209-213

内容説明・目次

内容説明

望まれるのは、なんらかの理念、原則に導かれながら、相互の妥協点を模索する作業の上に立つデモクラシーの政治にちがいない。そこから生み出されてくるのは、いわば芸術作品としての政治であろう。政治を単なる「妥協」ではなくて、「妥協の芸術」と目さなければならないゆえんである。そして、このような見方は、「可能事の芸術」とするビスマルクの政治観にいきつく。学部長を二期四年つとめ、日本政治学会理事長を経験するなど、さまざまな集団の組織運営の衝に当たってみて、私にも、ビスマルクの思いが、現実感をもって伝わってくる。際限のない話し合いの積み重ねの中で、妥協点を思案し、理念の旗の下でなにが可能なのかをさぐっていくのは、まさに芸術の営みといってよかろう。

目次

  • 1 早稲田政治学と現代政治学
  • 2 90年代政治を問う
  • 3 90年代に読む
  • 4 早稲田よ
  • 5 日常の断片

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA47666025
  • ISBN
    • 4882941325
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    v, 217p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ