織田作之助作品集
著者
書誌事項
織田作之助作品集
沖積舎, 1999.12-
- 第1巻
- 第2巻
- 第3巻
- タイトル読み
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オダ サクノスケ サクヒンシュウ
大学図書館所蔵 件 / 全17件
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北九州学術研究都市学術情報センター北九州図書
第1巻913.6||O17||1000078105,
第2巻913.6||O17||2000078106, 第3巻913.6||O17||3000078107 -
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収録内容
- 第1巻: 雨
- 俗臭
- 夫婦善哉
- 放浪
- 探し人
- 婚期はずれ
- 人情噺
- 許嫁
- 雪の夜
- 立志伝
- 動物集
- 天衣無縫
- 解説 織田作之助文学の実像 / 大谷晃一著
- 第2巻: 勧善懲悪
- 聴雨
- 木の都
- 蛍
- 猿飛佐助
- 表彰
- 六白金星
- アド・バルーン
- 世相
- 解説 織田作之助「虚」の華やぎ / 青山光二著
- 第3巻: 競馬
- 土曜夫人
- 見世物
- ジュリアン・ソレル
- 二流文楽論
- サルトルと秋声
- 可能性の文学
- 小説の思想
- 西鶴の眼と手
内容説明・目次
- 巻冊次
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第1巻 ISBN 9784806065685
内容説明
外面と内面はまるで違う。世に、彼の文学は放蕩無頼、軽佻浮薄の文学とされた。これは虚像だった。同じ大阪生まれの宇野浩二だけは彼の心裏を見抜き、作之助のは哀傷と孤独の文学だとした。作之助の文学はいわゆる私小説とは違う。それは心境そのものを述べるためであることは非常に少ない。事象を積み重ね、流れるように物語ることによって人間を描く。
- 巻冊次
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第2巻 ISBN 9784806065692
内容説明
『人間』昭和二十一年四月号に掲載された「世相」をはじめ、放浪の中で、クスリの力も借り、昂揚した創作意慾が異様に充実して、旺盛きわまる執筆活動を示した時期の九編を収録。
- 巻冊次
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第3巻 ISBN 9784806065708
内容説明
当時、東京へは特急でも十時間もかかる大阪という地方にあって、孤軍奮闘、西鶴のように、ジュリアン・ソレルのように生き急いで倒れた若者だった。彼が夢見たように、いまは私小説信仰はすたれ、彼の大阪のしゃべくり風の文体が、野坂昭如氏や町田康氏らによって受けつがれ、生きつがれ、輝いているのである。
目次
- 競馬
- 土曜夫人
- 見世物
- ジュリアン・ソレル
- 二流文楽論
- サルトルと秋声
- 可能性の文学
- 小説の思想
- 西鶴の眼と手
「BOOKデータベース」 より